父と息子の大冒険

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こんにちは、森陽(もりあきら)です。

2017年(平成29年)正月に少し面白い体験をしましたので、今回はそれをご紹介するとともにコーチングの視点から子育てのヒントを語ろうと思います。

何気ないところに大切なお子様の能力を飛躍的に伸ばすヒントがあります。

逆にいうと、このことを意識していないと、親は知らない間に子どもの能力を奪い取ってしてしまうリスクもありますので、特に子育てをされている方及び今後子育てをする予定のある方にはぜひお読み頂きたいと思っています。

2017年(平成29年)の正月は特に遠出をしておらず、3歳の息子が少々退屈そうでしたので、せめて近所の公園に連れて行ってそり滑りでもさせようと思って出かけたところ、図らずも大冒険になってしまったというお話をします。

皆様の子育てに大いに参考になるお話ができると思いますので、どうぞおつきあいください。

行き先は気まぐれ

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近所の公園に行こうと思って家を出たものの、息子は公園の方向とは別の方向に歩き出してしまいます。

本当に子どもというものは気まぐれなものです。

やれやれと思いつつ、私は息子につきあって当てもなく歩いていました。

しばらくしたところ、息子はいつも行っている「森林公園温泉 きよら」(公式ホームページはこちら。http://onsen-kiyora.com/)まで歩いて行きたいと言い出します。

車ではほんの5分のところですが、歩いたら結構かかりそうです。後で距離を調べたところ、私の自宅から森林公園温泉きよらまでの距離は約2.2キロメートル(往復だと4.4キロメートル)でした。

冒険の始まり

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まあ歩けない距離でもないだろうと判断した私は息子の希望に沿って歩き出すことにしました。

とはいうものの、3歳の子どもの足では2.2キロメートルは結構な距離です。途中で私も息子も疲れてきました。「引き返したい」という誘惑が私の中にもたげてきます。

「森林公園温泉きよらまで行く」というのはコーチングでいうところの「ゴール」です。

たかだか散歩ではありますが、一度設定したゴールを簡単にあきらめるというのはコーチとしてまずいただけません。

しかも、チャレンジしたもののあきらめたという経験を息子の記憶に刻んでしまいます。

人には

一部が全体を包摂する

という性質があります。

ちょっとわかりにくいと思いますので、少し解説すると、

ある性質がその人の一部にあるということは、同様の性質が他の部分にもあるということです。

まだ分かりづらいかもしれませんが、今回の私と息子の例でいえば、仮にゴール達成をあきらめる経験をすると、「ゴールに向かったけどあきらめる」という性質が息子の中に出来上がり、将来的に同じような状況で同じような選択をすることになってしまうということです。

こう言うと少しは分かりやすくなったのではないかと思います。なんとなくイメージ出来ますでしょうか?

これは100パーセント確実な法則ではないのかもしれませんが、少なくともそのリスクがあると私は感じました。

逆に言えば、今回やや無理目なゴールを設定して進み始め、それを達成すれば、その記憶が息子の中に刻まれて、将来的に現状の外側のゴールに向かう臨場感が息子の中で大いに高まってくれるだろうと思ったのです。

大人の私にとっていつもいっている銭湯に歩いて行くことなどどうでもよいことでしたが、息子の中に「現状の外側のゴール設定✕達成」の経験を刻むことは極めて重要なことだと判断しました。

多少無謀な選択でしたが、私と息子は歩みを進めることにします。

息子が歩いている後ろ姿です。


そして、なんと約1時間かけて森林公園温泉きよらに到達しました!


そこで息子は力尽き、帰りは体重16キログラムの息子をだっこして2.2キロメートルを歩く羽目になった私ですが、予測の範疇です。ここは明らかに私の自己責任ですから、ひたすら気合いで歩き続けなんとか自宅に帰りつくことができました。

息子にとっては一つ大きなゴールを達成した経験です。

自宅に帰りついた息子はなんとも誇らしそうな表情で待っていた彼の母親に冒険譚を話していました。

本稿で言いたいこと

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本稿でお伝えしたかったことは「2.2キロメートルも離れた銭湯まで歩いていけてすげーだろ」ではもちろんありません。

子どもはときとして大人には無謀とも思える希望をすることがあります。

しかし、それを頭ごなしに否定しては

「現状の外側にゴールを設定するな」

と言っていることに等しくなってしまいます。

すると、大人は意識しなくても、子どもの潜在意識にはゴール設定を否定された経験が刻まれてしまいます。するとその子は長じてから現状の外側のゴールを設定することが難しくなってしまいます。

ここが子育ての一つの肝です。

子どもが希望したことは、たとえ困難に感じても絶対に否定してはいけません。

必ず一度そうだねと肯定します。

今すぐ達成が困難でも必ずそこへ向かう姿勢を示すことが大切です。

今回の私の例では今すぐ達成することが可能でしたので、達成しちゃいました。

大人にとってはどうでもいいゴールであり、しかも多大な苦労を伴いますから(16キログラムを抱えて2.2キロメートルを歩く羽目になる)、「げっ」って思う気持ちもよく理解出来ますが、そこはグッとこらえて子どものゴールに付き合いましょう。

大切なのは、子どもの中に

現状の外側のゴールを設定し

そこへ向かって歩き出し

そしてゴールを達成する

というDNAを刻むことです。

それができると子どもは成長してから自然と現状の外側のゴールを設定し、抵抗なくそこへ向かえるようになります。

小さな成功体験が現状の外側のゴールへ向かう感覚を学ばせてくれるのです。

この性質は人生を充実させるためには必須なもので、多くの大人が多大な対価を払ってコーチングを受けてやっと得られる貴重なものです。

それを親のほんのちょっとの労力(16キログラムを抱えて2.2キロメートルを歩く)と引き替えに子どもに与えることができると思えば安いものだと思いませんか?

ではでは。

森陽でした。

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まとめ「子育て」編

 

 

 

 

 

 

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森 陽 について

森陽(もりあきら)。苫米地式コーチング認定コーチ、作曲家。

正面から真剣に本当に役に立つ情報を発信しています。
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