合気道~「気」を「合」わせる~

こんにちは、森陽(もりあきら)です。

先日、「私と武術」の中で合気道のお話をしました。

今回は「合気道」に絞ってお話したいと思います。

とは言っても、個別的な技のお話はほとんどしません。

「合気道」の「合気」に焦点を当てて深掘りします。

また、私の体感覚を中心にお話しますので、客観的又は物理空間のお話ではないことをご承知の上で読み進めてください。

一見、オカルトに聞こえるお話もしますが、あくまで筆者の主観的体感覚のお話なので、そんなものかと聞いて頂ければ幸いです。

abelleee / Pixabay

では、始めます。

「合気」とは「」を「」わせると書きます。

「気」は皆の体内に流れており、また体外にも気の流れがまあります。

「気」は普段意識しないだけで、誰もが無意識にその存在を感じとっています。

「気配」とか「気を遣う」という日本語がありますが、これは日本人が無意識化で「気」の存在を意識していることを表しています。

さて、「気」を「合」わせるで「合気」でしたね。

私が意識していたのは、技を繰り出すとき、自分と相手の気を合わせることでした。

また、自分の中に気の流れを感じ、自分の中に流れる気がぶつからないように気をつけていました。

自分の中に気がすっと流れ、相手に流れる気にも逆らうことがないとき、気持ち良く技が決まります。

とはいうものの、上記は理想的な状態であり、現実には99パーセント自分の中で気がぶつかりますし、相手の気と自分の気を合わせることはもっともっと困難です。

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ただし、「合」「気」がどういうものか何となくですが体感させてくれたのが、師匠であるS先生でした。

S先生はこれから技をかけるぞと予告してから技をかけます。これは弟子の隙をついて不意打ちをしないことを予め宣言しているということです。さらに、弟子は意図的に力を抜いて技を受ける必要がありません。技を防ぐことができるなら防いでもいいという約束です。

弟子としては技が来るのが当然予想できるのですから、技が繰り出された瞬間耐えるなり躱すなりしようと試みます。

この条件下で、弟子同士が技をかけあうとまずかかりません。相手は十分な準備をしているのですから、容易に技が防がれてしまいます。技を受けるのが稽古を始めたばかりの白帯ならかかることもありますが、ある程度の稽古を積んだ黒帯相手であれば全く技をかけることができなくなってしまいます。

ところが、S先生の技だけは防ぐことができないのです。私も合気道二段で黒帯を絞めていましたが、S先生の技だけは防げません。私より高段位の兄弟子の技なら難なく防げるのに(技が来るとわかっている前提です。実際の闘いでは、相手に技に入る瞬間を悟らせないためにありとあらゆる工夫をします。)、S先生の技は全く防げないのです。

不思議としか言いようがありません。

さあ来るぞとわかります。そして、技を防ぐ準備は十分にできています。それなのに、防ごうとしても力を加える場所が全く分からないのです。

ここからは私の推測です。

S先生は私に技をかけるとき、ご自分と私の気を完全に合わせていたのだと思います。完全に気が合うと、相手である私が意識することができないところで技が繰り出されるのです。

おそらくS先生は長年の鍛錬で身につけられた感覚なのでしょう。

凄いとしかいいようがありません。また、この感覚を言語でお伝えするにはあまりに限界があるというほかありません。

S先生はご自身の体感覚を弟子たちに伝えようとされていましたが、一朝一夕には無理です。私の知る限り、S先生のレベルに達した弟子は皆無でした。

とはいうものの、私を含め、S先生から何か重要なものを弟子たちは受け取っています。たとえ今はそこにたどり着けなくても、その達人ともいえる体感覚から繰り出される技を実際に受けることで、非言語の、しかも無意識下の学びがたくさんあります。

Antranias / Pixabay

ここからは合気道を離れ、日常生活に目を向けます。

闘いの場ではない日常生活 でも人の内部には気が存在しますし、その周囲に気をまとっています。

また、それぞれにまとっている気には個性があります。

「気質」という言葉がありますが、私にはまとっている気の個性だと感じられます。

合気道の修練をしたせいか、私は一般の人よりその人がまとっている気を敏感に感じ取ることができるようになりました。

特別な訓練をしていない人でも、少し意識するだけで気を感じやすくなります。

「あの人は調和された気をまとっているな」

とか

「あの人の気は今乱れているな」

とか

「あの人の気は今光っているな」

などと感じるようになるかもしれません。

他方、自らの気に意識を向けると、気が調和しているのか乱れているのかなどがわかるようになります。

もちろん気が調和した状態が望ましいのは言うまでもありません。気が乱れていると感じたときは一呼吸おいてリラックスすることをオススメします。

できればヨガや瞑想を通じてご自分の気をご自分でコントロールできるようになると人生の質が格段に上がるように思います。

最後になりますが、ご興味のある方は一度合気道を体験されるのも面白いと思います。一日二日ではよくわからないと思いますが、3年もやるとご自分の体感覚がかなり変わってくるはずです。

もちろん、S先生のレベルを目指すのであれば数十年の修行を必要としますし、仮に数十年修行したとしてもそこにたどり着ける保障は何もありません。

しかし、日本武道の実に奥深い世界ですので、ご興味があれば覗いてみるの面白かろうと思う次第です。

ではでは。

森陽でした。

※ハピリプにご興味があれば「サイトマップ」をぜひご覧ください。記事の全体像が一覧できるようにしてあります。

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森 陽 について

森陽(もりあきら)。苫米地式コーチング認定コーチ、作曲家。 正面から真剣に本当に役に立つ情報を発信しています。 ハピリプがあなたの幸せにほんの少しでも貢献できたらとても嬉しい。
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