相場英雄氏著「ガラパゴス」(小学館)※ネタバレあり

こんにちは。森陽(もりあきら)です。

今日は本の紹介です。

相場英雄氏著「ガラパゴス」(小学館)上下巻です。

以下ネタバレもありますので、ご注意ください。

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「ガラパゴス」は派遣労働を主なテーマにした警察小説です。

この本は、読む人の境遇によって全く違う読み方ができる本だと思われます。衝撃を受ける人もいるでしょうし、当たり前のことを今更と思う人もいるでしょう。「派遣労働」についての認識がどの程度かによって、本から受ける感想が全く異なるものになるのではないでしょうか。

 

作中では派遣労働者の悲惨さが協調されます。例えばこんな感じです。

「派遣さん」と呼ばれ、名前を読んでもらえない。

病気になって仕事を休むと給料が減り食べていけず、売春した。そんな子は私だけじゃない。

派遣会社から提供される住居は狭い部屋をベニヤ板で仕切っただけのものであり、しかもカギをかけられない。カギをかけられないのは自殺者の発見を早くするためである。

職場を転々とするので、人間関係を築けない。

年齢が上がっても給料は安いままである。それどころか、年齢が上がれば派遣の仕事にすらつくことができない。

などなど。

 

(※次が最大のネタバレなのでご注意ください。)

 

 

 

 

そして、実行犯の殺人の同期は「正社員になりたかったから」なのです。

それでるのに、作中、良心を捨てる行為によって正社員になったキャラクターがいるのですが、そのキャラクターのセリフに「正社員になっても地獄」というのがありました。

 

現実の世の中でも、規制緩和によってたくさんの派遣労働者が生み出されました。その多くは貧困にあえいでいることでしょう。

将来の夢を「正社員」という小学生が増えているそうです。

しかし、その正社員もブラック企業という言葉から推測されるように、天国とは言い難い境遇で働いている人が多くいます。

そして、正社員の割合は、とある条約の影響もあり、今後もどんどん減少することが予想されます。

 

やれやれ、普通に生きることがなんと難しくなってしまったことでしょうか!

 

ではでは。

※ハピリプの記事はこちら(サイトマップ)にまとめていますので、よかったらご覧ください。

※追記しました。よかったら追記。相場英雄氏著「ガラパゴス」(小学館)※ネタバレありもご覧ください。

 

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森 陽 について

森陽(もりあきら)。苫米地式コーチング認定コーチ、作曲家。

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