「親という名の暴力」批判に対する反論(その1)

こんにちは、苫米地式コーチング認定コーチの森陽(もりあきら)です。

 

ハピリプコーチングにお越しいただき、ありがとうございます。

 

「親」という存在は子どもの庇護者であり、愛情を与える存在であり、そもそも生命を与えてくれた存在です。子どもにとって親は非常に大切な存在であり、子どもは親を強く愛し、また親の愛情を強く求めます。

 

あらん限りの愛情と知恵をもって素晴らしい子育てができる親ももちろんいます。

 

しかし、他方で、自らの情緒の不安定さにより、または智恵の不足から極めて不適切な子育てをしてしまう親も残念ながらいます(愛情の不足ではありません。)。いわゆる「毒親」と呼ばれる存在です。

 

以前の記事で「親という名の暴力」(小石川真実氏著、高分研)という本を紹介しました。

この本は東大を出て医者になったものの、毒親に育てられた精神の歪みにずっと苦しめられていた著者である小石川真実氏(以下「真実さん」とお呼びします。)が自らの体験を赤裸々に語ったものです。

 

この本に書かれていることは私のゴールにとってとても大切なものですので、時間をかけてこの本に関連したお話を少しずつ語っていこうと思います。

 

今回は本書に対するアマゾンの批判的レビューについて考察します。

 

「親という名の暴力」批判に対する反論(その1)

succo / Pixabay

 

本書の注目すべき点はアマゾンのレビューに批判的なものがいくつかあることです。そして、ここに出てくる批判がいわゆる「毒親」問題の本質と深く関わってきます。

 

真実さんは本書で父親及び母親に対する不満を繰り返し述べていますが、アマゾンレビューの批判の一つは「真実さんにも父親や母親と同じ欠点があるではないか」という点にあります。

 

この批判的レビューが指摘する「事実自体」は当たっている可能性があります。

 

コーチングでは「ホメオスタシス」(恒常性維持機能)という用語で説明するのですが、簡単に言うと一緒に長くいると似てくるということです。夫婦も長くいれば似てきますし、同居する女性の生理周期が同一になるという事例もあります。

 

親は子どもにとって絶対的強者ですから、ホメオスタシスの働きにより、子は親にどうしても似てきます。これは何も意識しなくてもそうなります。

 

ご自身を振り返れば誰にでも身に覚えがあるはずです。自分の仕草や態度、考え方などが両親と同じだと感じてはっとしたことがあるのではないでしょうか?

 

虐待が連鎖することはよく知られていますが、虐待された子は虐待した両親と同じような存在になっていきがちです。よほど意識して食い止めなければそうなります。もちろん虐待の連鎖を断ち切る方法はあります。コーチングを受けていただければそんなの余裕ですし、諸事情からコーチングを受けない選択をしたとしても虐待の連鎖を断ち切ることは可能です。そのためのヒントを当ブログにちりばめています。

 

さて、真実さんにも自身が批判する両親と同じ欠点があるという指摘が仮に当たっていたとします。

 

しかし、その点をもって真実さんを非難することは気の毒にすぎるというべきです。上記で述べたとおり、致し方の無いことだからです。

 

残念なことですが、毒親に育てられた子どもの中には毒親と同じ欠点が確実に潜んでいます。そのことが毒親に育てられ子どもが社会において人間関係を形成することを著しく阻害している現実があります。

 

しかし、だからといってその子を糾弾するのはあまりに残酷なことです。

 

しかも、その子が立ち直ろうともがいているなら、その欠点はやさしく包み込み許すべきだと私は思っています。

 

毒親に育てられた子どもが自身の子どもに同じ被害を及ぼさない限り、ではありますが。

 

幸いなことに、毒親と同じ欠点が今仮にあったとしてもそれは余裕で克服できます。

 

大丈夫です。

 

今回は以上です。

 

苫米地式コーチング認定コーチの森陽でした。

 

 

 

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森 陽 について

森陽(もりあきら)。苫米地式コーチング認定コーチ、作曲家。 正面から真剣に本当に役に立つ情報を発信しています。 ハピリプがあなたの幸せにほんの少しでも貢献できたらとても嬉しい。
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