「鴻鳥サクラ」に流れる物語※漫画「コウノドリ」ネタバレあり

こんにちは。森陽(もりあきら)です。

今回は

鈴ノ木ユウ氏著「コウノドリ」(講談社)13巻

に出てくる主人公「鴻鳥サクラ」(こうのとりさくら)(以下「鴻鳥」といいます。)とその母親のエピソードにハピリプなりの感想と視点を加えてお話ししたいと思います。

※ネタバレがありますので、ご注意ください。

では、始めます。

コウノドリ」は産婦人科を舞台にした物語で、主人公である鴻鳥は産婦人科の医師であるとともに、「ベイビー」という名前でプロのジャズピアニストとしても活躍しています。

鴻鳥は医師としてもジャズピアニストとしても超一流の腕を持ってるという超人ですが、その生い立ちは作中で謎が多く、わかってるのは児童養護施設で育ったということくらいです。

一般的に考えて、児童養護施設で育った場合、医師になることもピアニストになることもかなり困難であろうと思われるのですが、鴻鳥は困難を乗り越えて医師にもピアニストにもなり、しかも超一流という設定です。

さて、「コウノドリ」13巻では鴻鳥の生い立ちの謎の一端が明かされます。

DarkoStojanovic / Pixabay

鴻鳥の母親幸子(さちこ)(以下「幸子」といいます。)は鴻鳥を妊娠中、子宮頸がんであることが発覚します。

医師からは赤ちゃんを諦めてがんの治療をするように勧められますが、幸子は赤ちゃんを諦めたとしても自分が死ぬかもしれない可能性を考え、産む決断をします。

幸子はとある児童養護施設の前に頻繁に立っていました。その児童養護施設からはピアノを弾く音が聞こえてきており、そのピアノが聞きたかったからです。鴻鳥の父親はピアノが好きだったようで、幸子はおなかの赤ちゃんにピアノの音を聞かせてあげたかったのでした。

幸子は児童養護施設の施設長でありピアノの演奏者でもある「ケイコママ」と話す機会があり、自分が死んで子どもを育てられなけば鴻鳥をここに連れてくると約束します。

4年後、鴻鳥はケイコママのところにやってきて、以後ケイコママのところで育ち、医師にもピアニストにもなります。

Didgeman / Pixabay

さて、幸子は鴻鳥を産みはするものの、自ら子育てはできずに死んでいきます。

しかし、鴻鳥は医師にもピアニストにもなります。

医師として無数の命を救いますし、ピアニストとして人々の心を癒します。

ということは幸子が鴻鳥を産まなければ、救われなかった無数の命があり、鴻鳥が奏でるピアノで人々は心癒されなかったことになります。

「生きる意味」の中で、人の生きる意味は「役に立つこと」だと書きました。

幸子は確かに自分の子どもを自分では育てられませんでしたが、幸子が命がけで産んだ鴻鳥は多くの命を救い、多くの心を癒します。それは幸子の存在が多くの命を救い、多くの心を癒していることと同じなのです。

人は自分にできることには限界があります。だから、自分のできることなんてちっぽけだとつい思ってしまいます。

ですが、

自分の為したちっぽけなことの影響力は自分の死後も確実に続き、自分が思いもしなかった形で人の役に立つことがあります。

幸子と鴻鳥のエピソードはこのことをすごくわかりやすく伝えています。

ではでは。

※本の紹介についての記事は「まとめ「本を紹介」編」に、子育てについての記事は「まとめ「子育て」編」ありますので、ぜひご覧ください。また、ハピリプのそれ以外の記事は「サイトマップ」にまとめていますので、よかったらこちらもご覧ください。ハピリプがあなたの幸せに少しでも貢献できたら嬉しく思います。

 

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森 陽 について

森陽(もりあきら)。苫米地式コーチング認定コーチ、作曲家。 正面から真剣に本当に役に立つ情報を発信しています。 ハピリプがあなたの幸せにほんの少しでも貢献できたらとても嬉しい。
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