依存症克服のメカニズム

こんにちは、苫米地式コーチング認定コーチ 森陽(もりあきら)です。

前回の記事「私の禁煙体験記」では、依存症克服のヒントとして私が禁煙した体験を記しました。

私の個人的体験ですので、抽象度は低いものの、その分臨場感を感じ取っていただけたのではないかと思っています。

そして、今回は抽象度を上げ、依存症克服のメカニズムについてお話していきます。

タバコを例として話を進めますが、その他の依存症克服も基本的には同じです。

抽象度の高いところで依存症克服のメカニズムをご理解いただき、そこからご自身のケースに抽象度を落とし、具体的な成果を上げて頂けると幸いです。

では、始めます。

依存症克服のメカニズム

何らかのきっかけでタバコを吸ったとします。

タバコに含まれるニコチン等の物質は脳にドーパミンという快楽物質を流してくれます。

ですから、

タバコを吸う→快楽

という図式が成り立ちます。

人間の脳は本来タバコを吸わなくてもドーパミンを出すことができます。

しかし、タバコによってドーパミンを出すことに慣れると、脳は手抜きをして自分ではドーパミンを出さないようになります。

その結果、タバコを吸っていない状態では脳はドーパミン不足に陥ってしまいます。

ドーパミン不足の状態では「イライラする」などの不快な症状が現れます。

この不快な症状はタバコを吸うことにより緩和されます(タバコによって脳内にドーパミンが流れるからです。)。

するとどうなると思いますか?

簡単な話で、不快な症状を緩和するためにタバコを求めるようになります。

これがタバコに対する依存症の正体です。

このことを踏まえた上で、禁煙するためにはどうしたらよいのでしょうか?

答えは簡単で、タバコを吸わなくても脳内にドーパミンが出るようにすればいいのです。

ではどうすればタバコを吸わなくても脳内にドーパミンが出るようになるのでしょうか?

それは

脳に手抜きしては駄目ですよ!

と教えてあげることです。

つまり、タバコによるドーパミン発生がない状態をずっと作ればいいのです。

タバコによるドーパミン発生がない状態が続くと、脳はやっぱり自分でドーパミンを出す必要があるのだと判断するようになります。

個人差はあるのでしょうが、概ね3か月で元通りに脳はドーパミンを出すようになります。

タバコによるドーパミン発生がない状態を作るには、シンプルにタバコを吸わないことです。

とすれば、禁煙の基本的な方法は

「3か月タバコを吸わない」

ということに尽きると言ってもいいでしょう。

ところが、それが難しいのです。

タバコなしでは脳内にドーパミンが出ないのですから、イライラ等の不快な症状に悩ませられることになります。この苦しさはタバコを吸ったことのない人にはおよそ想像できません。

また、朝起きがけ、食事の後、飲酒時など、タバコとセットになっている日常的なイベントがタバコを脳内にフラッシュバックさせます。

コーチング用語でアンカー(錨)とトリガー(引き金)というのですが、日常的なイベントがトリガーとなり、アンカーされていたタバコが引き出されてくるのです。とすると、タバコを吸いたくるタイミングが何度も何度もやってくることになり、これが禁煙を難しくしている一因となっています。

ではこれらにはどう対処すればよいのでしょうか?

まずドーパミン不足についてですが、タバコ以外の健全な方法で脳内にドーパミンを出してあげればいいだけです。

私がオススメするのはチョコレート運動です。いずれも全くノーリスクというわけではありませんが、タバコの害に比べたら遙かに軽度と言えます。

ですので、イライラ等の不快な症状に苦しめられるときはチョコレートを一欠片食べたり、ウオーキングなどの軽めの運動をすることでドーパミンを脳内に出してあげるといいでしょう。

次にアンカー、トリガーの問題ですが、これはアンカーを替えることで解決します。

食事→タバコとなっていたものを、食事→コーヒーなどに付け替えるのです。食事の後に必ずコーヒーを飲むようにしてそれを数回繰り返すだけでOKです。

最初のうちこそ違和感を覚えますが、脳は簡単に慣れてくれますので、あっという間に苦しくなくなります。

こうしてタバコを吸わずにいるとだんだんとタバコを吸いたいという衝動は弱まり、またタバコが脳内を支配する頻度も格段に少なくなっていきます。

3か月もたてば、ほとんどタバコのことを思い出すこともなくなるでしょう。

こうなれば禁煙は成功と言えます。

ぜひここを目指して欲しいと思います。

ただし、一つ注意が必要なのは、うっかり1本でもタバコを吸ってしまうとあっという間に喫煙習慣に逆戻りしてしまいます。

したがって、禁煙をはじめて3か月経過後は「うっかり1本」にのみ気をつけるとよいでしょう。

最後にコーチング的視点から一つアドバイスをして終わります。

コーチングの基本は

「ゴールを設定してゴールの臨場感が高まれば現実化する」

です。

この方法論は禁煙にも使うことができます。

具体的には「タバコを吸っていない自分」をゴールとし、その自分を詳細にイメージします。

タバコを吸わずに快適に健康に過ごしています。お金も貯まりますし、周囲からも好意的に受け止められます。実に心地いいです。

こうやって日々イメージしその臨場感を高めていけば、いつしかタバコを吸っていない自分が自然だと感じるようになっていきます。

以上です。

どうぞ参考にしてみてください。あなたが依存症を克服し自由を取り戻されることを心より願っています。

苫米地式コーチング認定コーチ 森陽でした。

(参考文献)

アレンカー氏著「読むだけで絶対にやめられる禁煙セラピー」(ムックセレクト)

苫米地英人氏著「Dr.苫米地の脱洗脳禁煙術」(WAVE出版)

 

 

 

 

LINEで送る
Pocket

森 陽 について

森陽(もりあきら)。苫米地式コーチング認定コーチ、作曲家。

正面から真剣に本当に役に立つ情報を発信しています。
ハピリプがあなたの幸せにほんの少しでも貢献できたらとても嬉しい。

カテゴリー: コーチング タグ: , , , , , , , , , , パーマリンク

コメントを残す