2種類の価値

こんにちは。森陽(もりあきら)です。

「プロフィール」

前回の記事「「お金持ち」を定義してみてください!」の中で、お金持ちというのは非常に主観的だというお話しをしました。

欲しいものを買えていれば資産が少なくともお金持ちといえるし、欲しいものを買えなければ資産が莫大にあってもお金持ちといえません。

つまり、「お金持ち」か否かは「持ってる資産」と「欲しいものが何か」の二つの要素で規定されることになります。

ということは「欲しいもの」にアクセスし、コントロールすることでお金持ちになれることになります。

さらに、現代資本主義社会においては「欲しい」と思っているものは他の誰かからたきつけられた消費欲である可能性が高いのです。

だから、自らの消費欲をたきつけられたものと理解し、本来欲しくないものだと認識できるなら、消費できない渇望感からくる自らを貧乏だとする認識も少なくなるはずです。

つまるところ、

本当に欲しいものだけ買うようにすることがお金持ちになる一つの道

なのです。

これは「我慢する」とか「足るを知る」などということとはまったく別次元です。「欲しくない」ものは我慢もなにもなく「いらない」のです。

「「お金持ち」を定義してください!」の最後に一つ宿題を出しましたのを覚えていらっしゃいますでしょうか?

欲しいと思う「価値」には2種類あり、それは「何」と「何」かということでしたね。

分かりましたか?

これが絶対の正解というものはありませんが、ハピリプでは以下に一つの「解」を示します。これが理解できると買い物が格段に上手になります。

さあ、期待して次にお進みください。

Peggy_Marco / Pixabay

まず簡単な質問です。

欲しいけど値段が高くて買えないものはありますか?

それはどうしてそんなに値段が高いのでしょうか?

買えないことは全然ないですけど、「値段が高いもの」で私がすぐに思い浮かぶのは「ルイ・ヴィトン」などのブランド品や「メルセデス・ベンツ」などの高級外車でしょうか。

いずれも国内メーカーの商品よりはかなり高い値段で販売されています。

ここで、私の体験をご紹介しましょう。

私はかつて時計を買おうと思ってとあるブランドショップ(ルイ・ヴィトンではありません。)に立ち寄ったことがあります。

そこでは腕時計一つが約70万円で販売されていました。少なくとも当時の私の金銭感覚からすればとても高額です。そこで、私は販売員さんにこう尋ねました。

なぜこの時計はこんなに高いのですか?

こんな質問をしたことのある方はほとんどいないのでしょうが、この質問は意外と販売員の力量を的確に測ることができます。

このブランドショップの店員の回答は

「時刻を正確に表示するから」

でした。

ちょっと待ってください。時刻を正確に表示するだけなら国産の1万円の時計でも十分に正確です。仮にいくばくか他の時計より正確な時刻を表示できたとしてもそれは誤差のレベルです。1万円と70万円の価格差をとても説明しきれるものではありません。

私はこの回答にがっかりし、一瞬で購買意欲をなくしました。

別の機会に私はルイ・ヴィトンのお店に行きました。そこでも私は販売員さんに同じような質問をしました。

「ルイ・ヴィトンの商品は他のお店と比べてどれも高額ですが、なぜこんなに高いのですか?」

そのときの販売員さんの回答が私には極めて秀逸に思われました。

クラフツマンシップです。

クラフツマンとは職人を意味しシップは魂を意味します。

つまり、ルイ・ヴィトンの商品は職人が魂を込めて作っているから高いのだということです。

機能面のみに着目したとき、ルイ・ヴィトンの商品は確かに他の安価な商品より品質も高いのでしょうが、それでも実際の使い勝手がそれほど劇的に異なるとは思えません。

異なるのは込められている「魂」です。

職人が魂を込めて作成し、「こんなものでいいか」という妥協がまるでないのです。

「魂」とは実態を持たない情報です。

しかし、その「魂」に私を含めた多くの人が価値を感じ、商品を購入します。

ここまでのお話しの中で、2種類の価値が「何」と「何」か想像がつきましたでしょうか?

物理空間に存在する価値

情報空間に存在する価値

です。

機能面に着目した価値は物理空間に存在する価値です。

これに対し、

「魂」のように情報に付着する価値が情報空間の価値です。

上記時計のブランドの販売員さんは本来情報空間の価値を提示すべきだったところ、物理空間の価値を提示してしまったところが失敗でした。

ルイ・ヴィトンの販売員さんは情報空間の価値を見事に提示できていたと言えます。

stevepb / Pixabay

物理空間の価値と情報空間の価値。

この2つの軸を前提に世の中で提供されているありとあらゆる価値を「見て」みてください。

どこまでが物理空間の価値でどこからが情報空間の価値なのかが見えるようになってきます。

見えたら、

物理空間で稼いだお金で情報空間の価値を買わないようにする

ことです。

これが買い物上手になる最大のコツです。

物理空間は有限な空間であり、情報空間は無限な空間です。ですから、物理空間で稼ぐお金は限界があるにもかかわらず、そのお金で情報空間の価値を買おうとするとどうしても不足するのです。勝ち目のない不利な闘いを挑んでいるようなものです。

労働は「生命時間」を提供しているので、労働の対価である給料は物理空間の価値です。したがって、給料で情報空間の価値を買ってはいけません。

情報空間の価値が欲しければ、自らもまた情報空間で稼ぐべきということになります。

情報空間はその無限性故に優秀な人とそうでない人の差が物理空間以上に顕著にそして大きく表れる世界です。ですから、情報空間に価値を創出できたならいくらでも稼ぐことができます。

現代の社会はどんどん情報化していますので、「稼ぐ」ための主戦場は物理空間から情報空間に移っているといっても過言ではありません。

なお、情報空間で稼いだお金で物理空間の価値を買うこともオススメできません。地球上に存在する有限で貴重な資源を枯渇させてしまう恐れがあるからです。これは「情報空間で稼ぎまくって超お金持ちになっちゃった」という方に向けた注意事項です。

geralt / Pixabay

最後の方は少し難しかったかもしれませんね。

要は

「物理空間の価値」と「情報空間の価値」を見極めた上で、「情報空間の価値」を「物理空間で稼いだお金」で買わないようにしましょうね

っていうお話しでした。

ふーんって思うかもしれませんが、これ「価値の本質」をついたかなり凄いお話しなんですよ。今はまだピンとこないかもしれませんが、この視点で世の中を見続けると必ず「あっ、そうか!」というときがきます。そのときあなたは劇的に買い物が上手になっているはずです。

次回は

欲望をたきつけられることを回避するためのたった一つの超効果的な方法

というお話をしようと思っています。

ではでは。

森陽でした。

※本稿でルイ・ヴィトンを結構褒めていますが、私は同社から一円ももらっていません。念のため。本稿でご紹介した体験をしてから、私はルイ・ヴィトンが大好きになってしまい、ハピリプでも肯定的にとりあげています。

※ハピリプにご興味のある方はぜひ「サイトマップ」をご覧くださ。記事が一覧できるようにしてあります。

(参考文献)

苫米地英人氏著「君は一万円札を破れるか?」(副題 お金の洗脳を解くと収入が倍増する)(マキノ出版)

 

 

 

 

 

 

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森 陽 について

森陽(もりあきら)。苫米地式コーチング認定コーチ、作曲家。 正面から真剣に本当に役に立つ情報を発信しています。 ハピリプがあなたの幸せにほんの少しでも貢献できたらとても嬉しい。
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